トライアルグループ、東急不動産から2ゴルフ場取得へ

  • 2023.08.24 お知らせ

 大分東急GC(大分県)と阿蘇東急GC (熊本県)、来年2月全株式取得と

 4月上場は延期も、事業規模拡大でゴルフ場買収表明

 東急の2コースは預託金返還と報道されるも詳細不明

 東急不動産㈱が傘下の九州のゴルフ場を売却することが決まったと令和5年8月18日に地方新聞や地方テレビで報道された。

 大分東急GC(大分県)と阿蘇東急GC(熊本県)令和6年2月1日に譲渡する。譲渡先は大手小売りチェーンのトライアルグループで、会員権の預託金は経営終了に伴い、全額返還されると報じられた。

 一方で譲渡先とされたトライアルグループの㈱トライアルホールディングスは令和5年8月21日に東急不動産㈱との譲渡契約の詳細を発表。東急不動産が保有するTGR大分㈱及びTGR阿蘇㈱の発行済全株式(各200株)を㈱トライアルホールディングス傘下の㈱トライアルリアルエステートが取得する株式譲渡契約を締結したと発表。2社の取得日は令和6年2月1日を予定していると公表した。株式の取得価格は〝守秘義務により開示を控えさせて頂きますが、第三者期間による適切なデューデリジェンスを実施し、価格の妥当性を検証するための十分な手続きを実施しています。〝と説明している。

 また「株式取得の理由」として、〝トライアルグループは、旅館の所有・運営やゴルフ場の保有・運営を行うリゾート事業において、事業規模拡大のためゴルフ場の買収を行っています。今回の株式取得により、トライアルグループで展開している小売業のフォーマットであるSuC(スーパーセンター)と同様、リゾート事業においても九州から全国へ展開することで、お客様により豊かな生活をお届けできる事業体制を構築していきます。トライアルグループは社内にミシュラン星付きレストランのシェフを始め、数多くの料理人を抱えており、「食の改革」に力を入れています。リゾート事業においても「おいしい食事」を中心をした運営を行うことでお客様に満足いただける施設を作り上げていきます。〟とし、ゴルフ場・リゾート事業の拡大と九州から全国に展開する構想を進めていることを表明している。

 九州を中心にディスカウントストアを展開するトライアルホールディングスは、今年4月に東京グロースに上場を予定していたが延期となった経緯があった。昨年末の店舗数は全国274店舗で、売上高は5977憶円と22期連続で増収を記録しているとされていた。

 トライアルグループのゴルフ場は、ニュースリリースは触れられていないが、昨年の4月に旧・若宮GC(福岡県)から新名称「SUNGOLF&RESORTS WAKAMIYA COURSE」に改称したゴルフ場があたる。令和5年6月30日付けでゴルフ場会社名を「㈱トライアルゴルフ&リゾート」に商号変更しており、近くゴルフ場も同様に変更する考えだという。

 なお、東急不動産㈱側から今回の2ゴルフ場に関するニュースリリースはまだ出ていない。

                                      ※ゴルフ特信 第6979号より

大分東急ゴルフクラブ・つばさゴルフHPへ 

 ⇒ https://www.tsubasagolf.jp/course/course62553650a9d37/

阿蘇東急ゴルフクラブ・つばさゴルフHPへ 

  https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536acbca74/

SUNGOLF&RESORTS WAKAMIYA COURSE ・つばさゴルフHPへ   

 ⇒ https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536b82aae6/