大甲賀カントリークラブ(滋賀県)の経営交代

  • 2024.10.04 お知らせ

 説明会の議事録公開

 前代表が赤字経営や売却の経緯を説明した模様

 新経営の勧告SGグループは弁護士を交え細かく対応

 大甲賀カントリークラブを経営する大場商事㈱の親会社が交代した事は報じられていたが、ゴルフ場のホームページには会員説明会の議事録がアップされ概要を明らかにしているので紹介したい。

 会員説明会は令和6年7月20日と21日に開催したそうで、問合せ先の電話番号も4回線案内している。

 HPで公開された会員説明会の議事録は、主催者として㈱エスジージャパン及び弁護士法人オルビスとなっており、主催者出席者は、弁護士や大場商事㈱の現代表取締役となった李義範㈱エスジージャパン会長の他、新経営母体側から多くの役職者が名前を並べている。

 議事録の一部は主要題目のみとなており、開会の後、大場商事㈱全代表者からの赤字経営及び売却に至った経緯説明、預託金返還ができなくなったことに対するお詫びの説明があったという。次に、新経営陣から李義則範代表取締役が挨拶や経歴を紹介、また「会員預託金に関するお願い」の趣旨・目的説明があったという。その後、SGグループ会社紹介として会社広報動画上映があり、また弁護士法人オルビスの担当弁護士から「会員預託金に関するお願い」の補足説明が行われた。

 その細く説明やQ&Aは議事録内で公開していいてその内容からは①預託金額面の10%で買い取る、②90%の残債部分を「年会費9万円」と差し引いていき残債が0円に満ちるまで年会費支払なしでプレーが可能、③90%の残債部分は知人等に分割譲渡できる―というのも。質疑応答からは承諾書を大場商事に提出後、不備がなければエスジージャパンに契約書が送付され、その契約書到着から約1カ月後に預託金の10%が入金される。承諾書を出さないと現状通りであるが預託金全額は返済できない。現在、平日会員でも10%に承諾すると残りの90%のプレー券は土日も利用でいる正会員の資格となる。年会費9万円で預託金額面が償還された後は年次会員制となる。ただし、新たな年会費は検討中で未定。また既存会員が継続する場合は新規会員との差別化を図るように検討する。

 北海道のグループゴルフ場や、加西インターCC(兵庫県)、韓国のアルムダウンゴルフ&リゾート等を会員価格で利用できる。修繕資金はSGグループから拠出予定であるが、預託金問題を最優先に解決しなければ拠出は困難である。預託金償還待ちのため会員権を提出してしまっても個別に連絡してほしいなどとなっている。

 経営母体が変更し任意再建を目指しているものだ。なお同CCは今年1月に名変を停止している。

大甲賀カントリークラブ油日コース・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536aba1753/

大甲賀カントリークラブ・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536abb5802/