フォーレスト・Ｉグループ、常磐興産株のＴＯＢ成立

　２０２４年１１月２４日に第１回決済し７２・１４％保有、第２回も予定

　スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産㈱は２０２４年１１月６日、Ontario合同会社の結果と、親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせを発表した。

　米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループのOntario合同会社が、２０２４年９月１０日から実施していた同社普通株式に対する公開買付け（ＴＯＢ）が２０２４年１１月５日をもって終了し、２０２４年１１月１２日をもって、親会社及び主要株主である筆頭株主に移動が生じる見込みとした。

　株式公開買付けに応募した株券等の合計数(６３３万５３８１株）が買付予定数の下限(４５５万４０１株）以上となり、本公開買付けが成立した。これによりOntario合同会社が常磐興産の総株主等の議決権に対する議決権の割合が５０％を超える７２・１４％となり、新たに親会社及び主要株主である筆頭株主に該当することとなった。

　第一回公開買付けは普通株式１株につき１６５０円で期間は９月１０日から１０月２４日までを１１月５日までに延長。決済予定日を１１月１２日に変更し、第２回は第１回決済日の翌日の１１月１３日から１株１２４０円で実施する予定。第１位株主だった常盤開発やみずほ銀行など計１５・９９％を保有する一部株主は第２回への応募に合意している。買付者は買収後に常磐興産を上場廃止とする方針で、残り全株式を買収する方針としている。

　なお、フォーレスト側では常磐興産が運営するスパリゾートハワイアンズ・ゴルフコースはフォーレスト傘下の㈱アコーディア・ゴルフへ委託することも既に表明している。

●スパリゾートハワイアンズ・ゴルフコース・つばさＨＰへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536b98edef/