安八カントリークラブ　あんぱちパブリックGCとして再開へ

長良川河川敷にあり、賃貸料を巡るトラブルで閉鎖している安八カントリークラブ（９H・昭和54年９月開場）が、新たな運営事業者によって、営業再開する見通しが出てきた。

　同ゴルフ場は１９７９年にオープンし、町も出資した第三セクターの長良川㈱が運営していたが、２０１６年６月
以降、地権者への賃料支払いが滞り、土地の明け渡しを巡る訴訟に発展。ゴルフ場は閉鎖され、町は昨年10月27日に
土地明渡しの強制執行を行い、11月11日に運営事業者の公募を行った。
　一方でゴルフ場運営が途絶えた長良川㈱は、今年１月20日に自己破産による開始決定を受けた。会員預託金権者も
いて負債は約２億円となっていた。地元の岐阜新聞の報道によると、同破産により町は地権者に賃料４５４０万円と損害賠償金７３０万円を肩代わりし支払った。
　町の運営事業者募集で権利を取得したのは、同ＣＣの近くに事務所がある竹内建設㈱で、同社は安八ＣＣのクラブハウスを施工した実績もあるそうで、すでに地権者と土地賃貸借契約を結び、場内の整備を進めており、早ければ10
月下旬にも「あんぱちパブリックゴルフクラブ」に名称を変更して再オープンする見通しという。
　ゴルフ場オープンの準備は進めているが、ゴルフ場の電話番号も従来の番号からは変更となる見込みで営業体制はまだ確定していない部分も多いという。ゴルフ場名も安八パブリックゴルフクラブと表記して、作業員を募集したりしているので、最終的にはまだ固まっていないのかもしれない。
　地元新聞の取材に竹内建設の代表者や町長もコメントしているので、ゴルフ場再開の期待は大きいようだ。