鳳凰ゴルフ倶楽部(群馬県)「ほうおうバナナ」を栽培し販売

  • 2021.11.30

鳳凰GC(36H)では、ゴルフ場に隣接した一角のビニールハウスでバナナを栽培しており、来年早々にも収穫できる予定になっているとして地元の上毛新聞で群馬県産バナナは珍しいと話題となっている。

 「ほうおうバナナ」としてブランド化し、ゴルフ場内のレストランや売店で販売するほか、JAや道の駅などにも販路を広げていく考え。 ビニールハウスがあるのは閉園したゆりの里の跡地。高さ6.5メートルのハウス内には、高さ3メートルほどに成長したバナナ120株が植えられ、一部には緑色の実が膨らんでいる。バナナの他にはパパイアやコーヒー、パイナップルなどの熱帯果樹が数十本ずつ植えられているという。

 同ゴルフ場を経営する太田資源開発㈱は、2018年に民事再生法の適用を申請し、砕石や産業廃棄物処理などを手掛ける㈱祥和コーポレーションの子会社として再建し、バナナ栽培を含む農産事業部を立ち上げたという。  

 栽培するバナナは「グロス・ミッシェル」という品種で、今流通している品種に比べ、「もちもちとして、ねっ
とり感がある」のが特長。バナナは年間1万2000本の出荷を目指すという。将来的に観光農園としても地元客などに楽しんでもらいたいとしている。 一方、クラブハウス内ではLED照明を使った水耕栽培でレタスも栽培しており、レストランの食材やお土産用に販売するほか、道の駅での販売も見込んでいるという。